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顎関節症について

最後に

文責:柴口竜也,布袋善久

顎関節症であると全く自覚していない人でも、検査を行うと約60~70%に何らかの異常が認められます。この人たちは、まさしく顎関節症予備軍です。ただし、そのうちのほとんどの人は、その後の人生において、アゴの痛みと無縁で過ごせます。しかし、偏咀嚼や頬杖といった悪い生活習慣を続けるうちに、顎関節症を自覚するに至る人もいるでしょう。この構図は、高血圧などの生活習慣病とそっくりです。

現代は、ますます高ストレス社会になっていきますので、顎関節症を自覚する人も増えていく可能性はありますが、生活習慣病と認識して、悪い習慣をいましめれば、決して恐れる必要は無いでしょう。また、不幸にして顎関節症を発症しても、何れ、ほとんどの人が痛みを感じなくなることを知っていれば、慌てないですみます。

顎関節症にとって悪い生活習慣としては、偏咀嚼、頬杖、うつぶせ寝以外に、長時間大きく口を開けたり、硬固物を好んで頻繁に食べたりといったことが挙げられます。これらは、顎関節に直接強い負荷がかかるものばかりです。長い人生、快適な食生活をおくるためには、顎関節をいたわって頂きたいと思います。

ちなみに、固いものを食べると、アゴが鍛えられ、顎関節の耐久力が増すと勘違いをされている方がいらっしゃいます。もし、そのような効果があるとしたら、成長期の子供が、適度な固さのものを咀嚼する場合のみです。度を超した硬固物の咀嚼は、大人であっても、子供であっても、アゴを鍛えるどころか、とても危険な行為です。『硬固物咀嚼は悪習慣なのだ』と、くれぐれも心に留めて置いてください。『過ぎたるは及ばざるがごとし』と言うではありませんか。


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