ID:255
叢生(乱ぐい歯)
前歯部不正(交叉咬合など)
初診時年齢11歳7ヶ月の女児で、下顎前歯部の乱ぐい状態を気にされて来院されました。上顎右側側切歯が先天欠如しており、上顎の正中が顔面に対して右に偏位していました。
前期(Ⅰ期)治療としては、上顎にクォードヘリックス、下顎にバイヘリックスを装着して、歯列を側方拡大しました。
後期(Ⅱ期)治療では、GMDで、上顎右側大臼歯を後方へ移動させ、その後、クリアスナップシステムで、上顎右側側切歯部にスペースを作りました。
現在、上顎右側側切歯部のスペースには仮歯が装着されていますが、近々インプラントを植立する予定です。
装置を付けている間は、歯の痛みや口内炎などで辛いこともたくさんありました。しかし昔の写真と比べてこんなに綺麗になったのかと思うと、長い間頑張ってきて本当に良かったと思います。昔の歯並びからこんなに綺麗になったとは信じられませんが、嬉しいです。本当にありがとうございました。